リン酸吸収係数とは
土壌にはリン酸を固定する力があり、その力の指標としてリン酸吸収係数があります。
土壌の種類などにより力が異なります。
リン酸吸収係数が大きいと固定する力が強く、小さいと固定する力が弱くなります。
なのでリン酸吸収係数が大きいと固定する力が強いので、作物がリン酸を吸収しずらくなります。
土壌分析によりリン酸吸収係数を調べることで、土壌の種類を推測できます。
逆に土壌の種類からリン酸吸収係数を推測することもできます。
土壌の種類 | リン酸吸収係数の目安 |
黒ぼく土 | 1,500以上 |
灰色低地土・黄色土・グライド | 700〜900 |
褐色低地土 | 700以下 |
施肥計算時の倍数について
リン酸の施肥計算を行うときに、リン酸吸収係数を考慮しないといけません。
リン酸吸収係数により目安となる倍数あります。
リン酸吸収係数 | 目安の倍数 |
2,000以上 | 12 |
2,000〜1,500 | 8 |
1,500〜700 | 6 |
700以下 | 4 |