作土とは
作土とは、作物の根が水分や養分を吸収するために容易に伸長していくことのできる土層のこと。
人為的な耕うんの影響を直接受けた柔らかい部分です。
作土の深さは耕起に使う農機具によりことなります。
農機具 | 作土の深さ |
鍬(くわ) | 10〜12cm |
ロータリー | 12〜15cm |
ディスクプラウ | 20〜25cm |
ボトムプラウ | 15〜30cm |
作土の深さは耕うん後の土壌管理によって減少します。
栽培方法や耕うんの方法、機械の種類、作物の種類などにより変化が異なり、作物の生育や収量に影響があります。
作土深の目安
栽培する作物により目安となる作土の深さがあります。
栽培作物 | 作土の深さ |
水稲(米) | 15cm以上 |
畑作 | 25cm以上 |
根菜類 | 30cm以上 |
ごぼう | 60cm以上 |
砂土などのCEC(陽イオン交換容量)が小さい畑では、目安となる深さより少し深めの方が良いです。
*CECとは、土壌の保肥力のことで、簡単に言うと畑の胃袋の大きさである。胃袋が大きい方が養分をたくさん持つことができる。