採土の方法

予防診断と対策診断

・予防診断の場合:以下の採土方法に従って、採土してください。
・対策診断の場合:「生育の劣る区画の土」と「生育が良好な区画の土」を採土し、混ぜ合わせずに郵送してください。2つの分析結果を比較することで問題解決に繋がります。

予防診断とは、作付け前の施肥の参考になります。
対策診断とは、生育不良の場合に原因解明の参考になります。

予防診断と対策診断

・予防診断の場合:以下の採土方法に従って、採土してください。

・対策診断の場合:「生育の劣る区画の土」と「生育が良好な区画の土」を採土し、混ぜ合わせずに郵送してください。2つの分析結果を比較することで問題解決に繋がります。

予防診断:作付け前の施肥の参考になります。
対策診断:生育不良の場合に原因解明の参考になります。

採土の際の注意点

・傾斜のある畑では下方に養分が蓄積しやすいことを考慮する。

・採土の場所や採土の方法で分析結果に差異が生じることがある。

・水分が多いとき(降雨後)や乾燥しすぎているときの採土は控え、通常に近い状態のときに採土する

作土層の土を一定の量で採土する。(表層から約15cmの層を一定量採土する)

・できるだけ整地した状態の畑で施肥前に採土する。(畝が残っていたら図③の方法で採土する)

・採土に肥料の粒が混入しないようにすること。(分析結果に大きな誤差が生じます)

・採土の際に「鉄」の移植ゴテ等を使用しないこと。(ステンレス、プラスチック、アルミ)
採土に移植ゴテ等の鉄(サビ)が混入し、分析結果に誤差が生じます。

STEP
採土の方法を決める

5ヶ所以上の地点から「対角線法」または「ランダム法」を使い、等量で採土してください。

・予防診断の場合で畝が残っている場合は、「畝間」と「畝内」の土を等量採土する。

・対策診断の場合は「生育の劣る区画」と「生育が正常な区画」を別々に採土し、混合しないようにする。

別々に分析するので検体数は2つとなります。
2つの検体を比較することで原因の究明になりやすいですが、生育の劣る区画のみでも構いません。

・果樹の場合は樹冠の30cm内側を採土する

対角線法:図①  ランダム法:図②  
畝が残っている場合:図③ 果樹:図④

STEP
作土層を一定量で採土する

表層から約15cmまでの土を均等に採土する。
専用の採土器で採土すると均等に採ることができます。

均等に採土する:図⑤

STEP
土を混ぜ合わせる

5ヶ所以上から採土した土を等量ずつ混ぜ合わせる

STEP
郵送する

混ぜ合わせた土の約200g(お椀1杯より少ないぐらい)をジッパー付き袋に入れて郵送する

検体数が複数ある場合は袋に畑名をご記入ください(例えば:畑A、①など)
水分が抜けないようにしっかり封をしてください
袋が破けないようにしてください(2重にするのがオススメです)
レーターパックで郵送できます

郵送先:〒891−0604 鹿児島県指宿市開聞仙田1883 土壌ワークス

図③:畝が残っている場合
図④:果樹の場合
図⑤:均等に採土する